シナリオ:信長誕生


1534年6月 信長誕生

信長誕生.jpg

シナリオ概説

本作で最も古い年代を描くシナリオ。
やはり大内家が頭一つ抜けており、次々と弱小勢力を従属させていく。
その一方で、手が付けられないほどの強大な勢力も存在しないので、多くの大名たちが天下取りを目指せる情勢でもある。
  • ただし初期登場部将数が非常に少なく、いわゆる“信長世代”登場までの間隙を埋める武将もそう多くは無い。本城複数を所持する大大名でも各城がワンオペは当たり前、優秀な人材はもちろん頭数がいない大名家は基本的に不利である。

鉄砲・キリスト教の伝来まで時間があり、登場する武将の顔ぶれも有名どころの1~2世代前が中心である。
  • 久しぶりに小弓公方家が登場したが、家臣が一人もいないため、難易度はかなり高い。北条の戦国伝では義明の弟と息子が名前だけ登場している...
  • そのため能登畠山や波多野のように当主が非常に優秀だとそれだけで難易度が後のシナリオより低い傾向にある。

開始直後に発生するイベント

織田家:イベントNo1「信長誕生」、戦国伝(大)「津島衆掌握」
武田家:イベントNo64「甲斐の猛虎」、戦国伝(大)「諏訪家との和睦」
長尾家:イベントNo95「天下に例なき奸雄」、戦国伝(大)「越後動乱」(※大名録としては上杉家に含まれる)
北条家:イベントNo121「禄寿応穏」、戦国伝(大)「山中の戦い」、戦国伝(武)「鶴岡八幡宮再建」
尼子家:イベントNo357「謀聖」、戦国伝(大)「石見銀山攻略戦」(※アップデートにより追加)

プレイ勢力別解説

織田家

信長の父親の信秀でプレイすることになる。家臣の数が信長時代と比べると非常に少ない。
戦国伝で自動で加入する土岐頼芸が神々しく思えるほど。
戦国伝の都合上、斉藤家と松平家が滅ぼせないので、基本伊勢方面から攻略することになる。
安祥城に攻め寄せる松平や今川を何とかすることができれば信秀時代に達成できる戦国伝を達成するころには上洛を狙える位置にいるはず。
幸か不幸か東は今川と2年間停戦を結んでいるので東は安全。
思う存分近畿を切り取って来たるべき今川との決戦に備えよう。

松平家

徳川家康の祖父である松平清康が当主。三河の本城岡崎城が本拠だが三河の一部を今川家に切り取られており、有能な人材もそれほど多くなく元服を待たなければいけない。
ただ清康本人は有能であり、家康の父、広忠も有能である。

初期で同盟相手は無く、織田と今川に挟まれる最悪の立地。冷静に考えて今川と戦って勝利するのはかなり難しいのでとっとと今川に臣従してしまおう。今川と織田が同盟を組むとラッキーでさっさと清州織田を平らげて織田領を分断してしまえば楽である。ただ、分断しているからといってのんきにしていると尾張の肥えた土地から大量の兵が湧いて出るため早急に滅ぼそう。あとは三河のおまけのついた織田家プレイと大して変わらない。

もしくは、今川に臣従後、信濃に兵を進めるという戦略もある。
この戦略の美味しいところは信濃の優秀な人材を得ることができ、それでいて統一勢力がいないので松平の初期戦力でもちょっと内政を行えば攻略可能という点にある。
注意点としては武田、長尾の動向に注意することか。両者と同盟(婚姻を行えればなおよし)することができれば信濃はほぼ安定する。反松平連合の結成を見据えて両者とは同盟を結んだほうがいい。
  • 実際、長尾と同盟を結ばないと、信濃に必ずと言っていいほど長尾が襲来してくる。(武田は臣従期間が終わった後今川と同盟を結びなおせば関係が関心になるため、同盟を結ぶのはたやすい)

松平家でプレイすると清康は勿論、広忠も長生きするため史実を覆すプレイができる。
後花倉今川は地雷。(たとえ滅亡させても綱成は配下にならないし、対今川家戦を見据えると花倉城は飛び地になるので戦略的にいらない)

北条家

圧倒的な能力を持つ氏綱・氏康親子、優秀な一門衆・家臣達に加え、ガチガチに強化された小田原城、風魔衆まで初期の手札にあり、この時代では新興勢力ながらも関東では優位。しかし城の数に対して武将の数が少ないのが難点で、近隣の大名も弱くはない。
戦国伝を進めると、一時的にせよ周りは敵だらけとなるが、更に進めると周辺勢力を弱体化させる事が可能で、名将・北条綱成も加わるので攻略はかなり楽になる。
ただし、戦国伝で攻め取った城を確保しようとすると結構大変。武田も今川も相当な動員力を持っている。そもそも迎撃部隊を出すだけの兵糧にも事欠くかもしれない。力を蓄えてから行きたいところだが、情勢の変化により戦国伝発生フラグを満たさなくなる可能性もある。のちのち肥沃な関東平野に進出できればすぐ巻き返せるので、戦国伝で取った城の内、今後のイベントに関係ない城は守らない、と割り切るのも一つの手。
北関東まで制圧したあと、更に北に進出するか、上洛を目指すかは情勢次第。上方(近畿)に肥大化しそうな勢力がいるなら上洛を急いだ方がいい。関東に加えて尾張・美濃を抑えればかなりの国力を得られる。
なお、ノンプレイアブル大名である花倉今川氏を存続させる謎プレイがしたいならほぼここ一択である。どうにか今川を駿府から追い払うことさえできれば、あとは従属させて庇護してやればよい。

土岐家

史実で配下の斉藤道三にとってかわられる前の、美濃守護。合戦では斉藤道三が光る。
初手から清洲織田家を犬山城→清洲城と攻略可能で、その後兵力が回復すれば織田家の取り込みも容易。
といった訳で、尾張を平定するのは織田家より楽な、初心者向け大名である。
斉藤道三と(戦で取り込んだ)織田信秀の忠誠には注意。家宝などで対応しよう。
その後は位置が同じである以上ほぼ織田家と変わらない。今川と同盟しつつ、伊勢~大和の南方ルートを攻略し動員力を高めてから上洛戦を行うのが無難だろう。

足利家

当主は12代将軍・足利義晴。

丁度1534年に細川家と仲直りして京に戻って来た史実を反映してか、細川やその他の畿内守護勢力と同盟がある。
征夷大将軍の恩恵や穏やかな周辺環境、十分な初期兵力から難易度は低め。

プレイ開始したらまずは政策から「遠交近攻策」と「伝馬制」をONにしよう。征夷大将軍の効果で毎月周囲勢力の信用が上がるが、遠交近攻策があれば効果範囲が全国(島津と肝付には遠すぎて届かないようだが)に拡大し、10-20ヶ月で莫大な外交収入を得られるようになる。伝馬制や御用商人で収入をブーストすればさらに強力。

軍事的には、まずは筒井、続いて鈴木を攻める。
畿内の外は同盟も通じず成り上がりの大名が日夜抗争する修羅場なので、東に手出しせず畿内を固めるべし。まつろわぬ土豪を一掃したら次は浅井。もと六角の臣下だったが独立し、朝倉氏をバックに旧主と抗争している。

義晴はこの時期の足利将軍としてはなかなかのやり手なのだが、能力値はそこそこ。
しかし征夷大将軍の効果で敵を弱体化させられるうえ戦法が攪乱、会戦してもしなくてもかなりの強さがあるので、朝倉孝景・宗滴を擁する全盛期朝倉が相手でも力押しできなくはない。とはいえ無駄に犠牲を増やしたくないなら応仁の乱時よろしく役職+外交で味方に引き込んでしまおう。本願寺+畠山とは仲良くなりやすいので、彼らを扇動して越前の背後を脅かすという手もある。

自分からはほとんど動かない細川家は頼まれれば爆弾正を旗頭に凄まじい数の援軍をよこしてくれるのでありがたく使わせてもらおう。
家宝と役職があれば外交は自在に行えるので、その後は周囲を同盟+連合で味方につけ史実同様喧嘩を売るもよし、婚姻して長く関係維持するもよし。敵味方を自由に選べる利点を活かし、全国の勢力をコントロールする独特のプレイを楽しめる。

将軍職争いを演じた弟(兄説有)の足利義維と義栄は本作でもハブられたため、一門衆は誕生を待つ剣豪将軍義輝とお手紙将軍義昭の二人だけ。義晴の天命は1550年頃に尽きるが、義輝は1536年誕生1546年元服なので間に合う。
だが普通にやっていれば、その頃には将軍家が惣無事令を敷いて天下静謐を達成しているだろう。

細川家

室町幕府の管領職を輩出する三管領家の筆頭格で応仁の乱東軍の総大将・細川京兆家。

この時代の細川家はマジカル半将軍少女こと細川政元の横死に端を発する家督争い『両細川の乱』が細川晴元の手によって終結、三好元長(長慶父)らによる権力争いにも決着を付け、悲願だった管領に就任している。

大内家の次に所有拠点が多いが、家臣が領土数に比べ少ないのが傷。
しかし勢力基盤は創造屈指の優良地・畿内から四国東部に至り、後の梟雄・松永久秀や松永長頼、木沢長政ら優秀な家臣もいるので忠誠を高めてやろう。

幕府を牛耳り将軍家を推戴する管領家だけあって史実でも協力・主従関係にあった足利将軍家や能登畠山や播磨赤松・波多野などと同盟を結んでいるが、意外にも舅・六角定頼や河内畠山など他の畿内諸勢力とは一切同盟関係がない。
先述の通り畿内でも頭一つ抜けた大勢力なので、近隣諸国を切り従え往年の威勢を取り戻すのは容易だ。
近隣諸国で怖いのは本願寺位だが、後に石山戦争で名を馳せた狙撃屋頼廉ら強力な坊官も居らず、河内・大和・紀伊・南近江などを掌握した後なら簡単に叩き出せる。後は将軍家を京都から追い出せば時代が時代だけあって勝確である。

幕府のため管領という立場を利用し足利家と、対立している大名の仲介に入って停戦調停をしたりするなどの管領プレイも面白いかもしれない。

史実では多くの庶流や一門衆が脇を固めた細川家だが、世継ぎ候補は昭元ひとりだけ(細川持隆が兄弟(弟説有力)と近年推定されたが創造では一門衆扱いを受けていない)。
現時点では生まれてすらおらず登場はほぼ四半世紀後の1558年。よほどの下手を踏むか全国統一が目標でない限り、彼が家督を継ぐことはないだろう。

大内家

最大勢力。初期から大友・河野等と同盟し、毛利と小早川を従属させており(宇都宮家も初手から従属に応じる)、本人も家臣団もまあまあ優秀、大名が守護を持つため周辺勢力の信用も徐々に上昇する、と弱点らしい弱点もない。信長の野望初心者でも悠々と進めることが出来るだろう。初手に秋月・少弐を攻め九州の地盤を固めるか、九州は従属で済ませて尼子から金山を奪い取りに行くかという方向性を決めて進められればよりスムーズ。
なお、NPCとしての義隆は月山富田城の戦い(1543年5月)で息子が死ぬまでは精力的に拡大を志向する。ただし大友や尼子(特に大友)との抗争が泥沼化することが多く、拡大速度は決して早くならない。尼子・大友の拡大もこの侵攻によって妨げられるため、このシナリオの難易度が低下する一因となっている。

尼子家

謀聖・尼子経久が大名を勤める唯一の史実シナリオで、大内家に次ぐ初期2番目の大勢力。
本城4に支城4、吉川家と備中三村家を従属させ、大友家と60ヶ月同盟を結んでいる。
家臣数は所領数に比べ少ないが、それは他家も同じであるし嫡孫詮久や久幸・国久に神速・攪乱・離間・穿ち抜け完備と粒は揃っている。

そのうえ経久は特性・守護を持ち戦法は詭計百出と至れり尽くせりで、戦国伝(大)石見銀山攻略戦をクリアすれば大内&毛利と3年間の停戦が結ばれるため、あとは東進あるのみ。方針が分かりやすい分大内家よりもさらに楽な可能性がある…のだが。

(大)石見銀山攻略戦達成後に続く戦国伝(大)京への道を達成すると、せっかく大友と消耗し合っている大内が停戦を解除、石見国を奪い取ってしまう。
続けて起きる戦国伝(大)吉田郡山城の戦いでは開始と同時に隠居として籍を残していた経久が消滅、達成時には久幸が退場。
(大)月山富田城の戦いも含めて得られるのは、詮久の改名とさして珍しくも無い特性二つくらいで得るものは少ない。

そのため、イベント回収を意識しないのなら「京への道」は破棄して進めた方が良い(達成してしまうと、続く戦国伝を拒否しても大内の停戦解除&城強奪が起きてしまう)。
しかしイベントを回避したとて経久の天命は1541~1542年頃に尽きるので、その頃までには山陽道を併呑し後の謀神・毛利元就らを迎えておきたいところ。

尚、世継ぎの詮久(尼子晴久)は過去作と比べ見違えるような文武両道の名将となったが、惜しいかな寿命は1561年頃に尽きる。
尼子の看板に未練がないなら、いっそ元就を婿にするのも一興か。(但し毛利家の特有政策「傘連判状」が使えるわけではないが)

越後上杉家

史実では守護代・長尾為景の傀儡として擁立され、時には対立もした関東管領上杉家の分家・越後上杉家。

長尾には有力豪族である揚北衆が多数靡いており劣勢、国力も僅かに劣る程度だが周囲の外交関係が良好で同盟先に恵まれている。
しかし初期武将は後の時代より遥かに恵まれており、外交術を覚えた宇佐美は特筆に値する。

伊達・蘆名とは工作し初手で与板を狙いたい。やや堅く攻略に難儀するが確保できると佐渡の固定金山を支配でき、安田の固定金山と合わせランダム生成される村上の金山も引き当てていれば毎月1500の収支がプラスされめったなことで散財しなければ金欠にもならない。
為景は流石に手強いが知力の高い宇佐美で当たれば夜襲の心配もない。会戦では宇佐美の老練や吉江が良い働きをする。
長尾を下し、名実共に越後守護となるはプレイヤーの手であれば造作もない事。

南北越後を平定したら蘆名、相馬、伊達を狙うのが一番早いか。
越後から南下すると漏れなく北条・武田とぶつかる未来が待っているので格下を滅ぼすコースのほうがやや早い。ただ、この時代はまだまだ群雄割拠なので外交を上手く使って立ち回れば関東乱入も格下各個撃破の形に持っていきやすいかも。連合にだけ注意しよう。

尚、当主定実の余命は残り十六年余。史実でも実子に恵まれず婿や養子を迎えているため、越後上杉家は彼で断絶となる。
惣無事令狙いなら余裕だが、全国制覇なら誰かに後事を託すことになる。
仇敵・為景の倅である後の軍神なり、史実では流れた伊達実元なり後釜を探しておこう。

鈴木家

後に火縄銃に練達した傭兵団・雑賀衆を率いる雑賀孫一の御家だが、ご存知の通り未だ鉄砲は伝来していない。
鉄砲伝来イベントはシナリオ開始九年後の事なので、待っていては周囲の展開に取り残される。
硝煙弾雨なしに挑まねばならない。

状況は本城一つに弱冠二十歳の佐太夫青年、十七歳の土橋守重が一人だけと寂しい限り。
本願寺とは無期限同盟が結ばれているが、畿内西部の守護・守護代家はこぞって管領細川家と長期同盟を結んでいる。

しかし、鈴木家の真骨頂は確定沸きする国人衆四家(中郷・南郷・宮郷・十ヵ郷)から100%支持を受けていること。
しかもこの年代だと後年取って代わる微妙な能力の史実頭領は居らず、皆統率80の汎用頭領。
忘れがちであるが、傭兵汎用頭領は穿ち抜け持ちである。
彼らを利用しない手はない。というか向こうから勝手に出張ってくる。

幸い畿内の顔ぶれはどこも家臣不足で、長慶は愚か三好家すらない。弾正二十四歳は絶賛忠誠赤信号。
本願寺の大兵力に出動を仰ぎ、畿内を席捲していこう。

尚、余談であるが長らく鈴木家の家紋を務めてきた八咫烏は抱き稲紋に取って変わられている。
実は八咫烏紋が鈴木家の家紋、というのは根拠も出典も不明な話だからである。
八咫烏を拝みたいなら、鈴木重秀登場を待とう。

小弓足利家

久しぶりに登場の小弓公方。支城勢力であり家臣は一人もいない!まずそれだけでも高難易度だが、隣は北条家であり目をつけられた瞬間に滅亡必至である。せめて姫武将ありで開始して優秀な娘が出てくる事を祈ろう。

開始数ヶ月以内で商人が家宝を売りに来なければリセット推奨。その後も絶えず北条の顔色をうかがい続ける事となるのでほぼ毎月北条への工作は必須で金銭はギリギリ。常に注意を払おう。

北条から援軍を呼べるようになったら扇谷上杉の小金、河越、岩付城のいずれかを攻略しよう。流れで北条が隣の城を狙う動きをするので一度の援軍要請で2城取れればラッキーである。
直後、山内上杉が攻め取った城を狙って侵攻してくる事が多い。長野業正率いる箕輪城勢を相手取らねばならないため単独での撃退は困難を極めるが、それでも当主・義明の戦法は「撹乱」である。会戦を駆使すればなんということはない。扇谷上杉を滅ぼせばようやくまともな武将数になるので北条に取られないように注意。
その後は山内上杉、古河足利と攻めていきたいが北条に本城だけは渡さないようにしたい。

北条に援軍を頼みまくるので同盟ではなく援軍停戦を延長し続ける。漏れなく「困惑(貸しがある)」になるがどうせ家宝で信頼に戻すので気にしない。

長期同盟の真里谷・里見は北条や今川に狙われる事がある。館山と久留里が落とされるのは避けたいので同盟破棄して攻め取らないと後々に禍根を残す。

宇都宮、佐竹あたりまで滅ぼせればなんとか北条と対決出来る規模になるが次の問題は武田、今川である。三国同盟の時代でもないのに、この三家は同盟を結んでいる場合が多く、とてもではないが太刀打ち出来ないので、こちらも停戦・同盟を結んで介入を防いでタイマンに持ち込み、同盟していなければ援軍として来てもらおう。長尾も同様に援軍停戦延長か同盟で介入を防ごう。北条を倒すまで越後を攻める必要性は薄い。

北条を滅ぼして関東の覇者になればもう敵はいない。名実ともに関東公方である。

当主・足利義明公は統率64、武勇43だが撹乱持ちであるため序盤の会戦ではまさに命綱。これ一本で全ての会戦を勝ち切る。武将の駒が揃ってきたら戦は配下に任せよう。娘が元服したらさっさと隠居してしまうのも手である。

超級の場合、最初の月に家宝を送って外交をしても援軍を呼べるようになる前に北条が大暴れして援軍を呼ぶ暇も無く真里谷ともども滅ぼされる運命にあるので、最初に家宝を送る相手は里見。千葉を滅ぼすのが最初になる。北条は八王子城を攻めるので忙しいのでこちらには襲ってこない。2個目の家宝が確保出来たらその後の流れは先述の通りで大差なし。千葉家の森山城は港収入300あるので工作費用の工面がかなりラクになる。


有馬家

プレイ記録にある「支城勢力でクリア」を満たすのにおすすめの大名。
小さいながらも三つの城を持ち、武将も六人とまずまずの戦力。大名晴純の能力もそれなりに優秀。
お隣の少弐家とは2年の同盟関係にあり、またその同盟を中心として周辺諸国との関係は良好。
そして他の支城勢力にない武器は、多数の港が所属しているおかげで収支に余裕がある事。

阿蘇家に援軍を頼めるようになったら相良家を攻略し、九州を分断するように伊東家まで取り込む。
当面の目標である島津家は、肝付家、薩州島津家の城を次々と陥落させ領土を拡げ始める。
それぞれ最後の一城だけはこちらがなんとしてでも落そう。
無事に島津家の家臣団を組み込むことが出来れば天下は遠くない。

シナリオ概説にもある通り、始めから圧倒的な力を持つ大名家がいないのでクリアまでの猶予も長め。
長尾家が多少伸びるが畿内まで進出することは稀なので、二条御所を頂いて惣無事令を布けばプレイ記録達成である。

海野家

真田家の本家とも言える海野家。配下に真田幸隆がいる。(家紋は六文銭だが、表裏軍略は実施不可。)
支城の砥石城1つで始まるのだが、周囲には当面の敵と言えるような勢力が無く、上級者向きだが超難関ではないので支城勢力でのクリア達成の候補としてどうだろうか。
(架空姫ありの場合)真田幸隆は残念ながら一門扱いではないので、一門に迎えたい場合は老齢な海野棟綱が大名のままでは姫が生まれないので早々に隠居して海野幸義を大名にし、姫の誕生次第幸隆を一門に迎え、家督を譲ろう。

初期で同盟中の山内上杉の信用40を得て援軍を貰い、深志城を獲る。その後は武田と同盟して援軍を貰いつつ信濃統一を目指そう。攻城戦の指揮は真田幸隆で決まりだ。特性「攻め弾正」の威力を実感できる。
なお、葛尾城の村上は本城であり、すぐ隣なので早々に攻め取りたいところだが長尾と同盟することが多く、援軍が来てしまうのでなかなか攻められない。後回しにして焦らずに長尾対策を取った上でじっくり攻めよう。
その後は北条および織田あたりと同盟して武田・今川を取り込んでしまえばもう先が見える。

ところで、この早い年代のシナリオでは信濃は人口が少なく、1つ支城を獲ったくらいでは労力が増えないことも多い。高遠城を獲るくらいまで行かないと全ての城を開発するのにも事欠くだろう。労力ってこんなに大事だったんだと実感できるプレイになるだろう。

超級になると武田と同盟した今川が山を越えてちょっかいを出してくる事がしばしばあるうえ、長尾も春日山から遠征してくるので中々気が抜けない。敵対する大名家はしっかりと分け、周囲敵だらけにならないように配慮が必要になる。


山内上杉家

城数だけは関東でNo.1だが、隣接する北条家に兵数でも家臣の質でも負けている。
当主の能力は著しく低いが、関東管領の威光は絶大であり、初手の動きさえ間違えなければ難易度は低い。
北条無き関東平野を悠々統一するという少し珍しいプレイができる。

初手の動きとしては、秋になると十中八九北条が八王子城に襲来する。耐久4000は一見堅いようだが、小田原城の物量の前では容易に陥落し得る。
関東管領パワーにより、外交姿勢が普通以上であれば何もせずとも周りの信用が上がっていくため、信用が40になった時点で武田家に八王子城防衛を依頼しておこう。また、北条からの宣戦次第、カウンター狙いで忍城・河越城あたりに主力を展開しておくとよい。
武田と北条のほぼ全軍が集結すると大会戦が行えるため、こちらからは八王子城の兵だけを出して決戦に臨もう。普通にやると勝てないが、武田・北条の両雄を喰い合わせられれば負けてもよい。どうせ負けるのでこちらの兵は最小限でもいいくらいだ。
この頃になると里見家が三崎城に特攻をかけているので、生き残った北条軍も八王子から撤退していくはず。こちらは主力全軍を使って江戸城・玉縄城を獲る。この際、扇谷上杉家にも江戸城攻城支援を頼んでおくとなお良い。
この隙に最低でも江戸城は落としておきたいところ。玉縄城まで落とせればほぼ勝ち確で、あとは兵の回復を待ち、里見の手を借りつつ三崎城を落とすことで北条の拡大を阻止できる。
さすがに小田原城の耐久はこの時点で突破し難いので、小田原城周辺の兵は温存しつつ、北関東(宇都宮家→佐竹家)ルートか房総(真里谷家→小弓足利家→千葉家→里見家)ルートで勢力を蓄えてから攻め込もう。
一連の流れで里見の動向には注意が必要で、江戸城侵攻が早すぎると小弓公方がビビッて救援要請を出してしまうことがある。そうすると里見の三崎城特攻がなくなり、関係も敵視のままになるため家宝が必要になる。

もし初手の動きが悪かったとしても、八王子城さえ抜かれなければ周辺国との共闘で五分以上に持ち込めるはず。山内上杉・武田・扇谷上杉・里見の擬似連合で速攻をかけよう。沼田家も防衛には来てくれるので忘れないようにしよう。
北条との同盟はオススメできない。同盟破棄しない限り扇谷や古河への侵攻を防げず、かといって同盟破棄してしまうとせっかくの関東管領パワーが効かなくなるからだ。
なお、北条との会戦においては五色備えが厄介だが、扇動が効果的なため、横瀬をあてたいところ。


松浦家

ワンオペ支城勢力というかなり厳しい状態でスタート。最低限、姫武将モードはありにしたい。まずは少弐と手を切り大内に臣従しよう。開始直後に大内の大攻勢が始まるのでそれに合わせて1城はハイエナ強奪したい。その後は少弐から狙われる事が多いので大内援軍からのカウンターを狙おう。その後も徹底したコバンザメ戦法で本城を取れれば有馬を滅ぼすのは造作もない。

その後は大友・大内の合戦を眺めながら丁度良いところだけ参戦して余さず城を頂いて円満独立しよう。

最上家

最上義光の父、義守の代。なんとこの頃の最上家は伊達家に従属している。後のシナリオとは比較にならないほどこの時代の最上家は弱弱しく武将は義守含めてわずか3人で城は2つ。ギリギリ本城勢力なので近隣の大宝寺、小野寺らは兵力差で力押ししていける。南は伊達家が守ってくれているのでひたすら北に向けて進軍すれば円満独立も近い。


古河足利家

守護や管領ではないため外交パワーは特にないが、北条とも長期同盟を結んでいるのが非常に大きい。状況がかなり美味しいため滅亡一直線みたいな状態ではないのでまだ優しい時代。当主・晴氏は撹乱持ちだが統率武勇がからっきしなのであまり使いたくは無いが家督を譲る子孫もいないので最序盤だけ運用しよう。幸い、近隣に宇都宮、小弓足利も当主が撹乱持ちなので滅ぼして活用しよう。

初手は宇都宮、佐竹、那須らを叩いて領地を広げて北条・武田と戦える土台を作っていこう。

扇谷上杉家

前歯が欠けた白髪の老人グラフィックが印象的な当主・朝興率いる扇谷上杉家。北条に江戸城から叩き出され河越城に逃げ込んだ状況。
同盟関係は色々あるがどれも対北条の決め手にはならず放っておくと史実通り北条に滅ぼされる運命にある。

隣接の古河足利家と異なり北条との同盟関係が無いが、北条は初手で必ず山内上杉家の八王子城を狙う。その隙に家宝を送って外交を開始しつつ、小弓足利、小田、真里谷あたりを併呑したい。小弓足利の義明は攪乱持ちなので確実に確保。
この時期の関東は何故か攪乱を持った当主が3人もいる(小弓足利・宇都宮・小田)ので、早めに回収しておこう。攪乱は命綱である。

佐竹、那須くらいまで滅ぼしたらサクッと同盟を切って古河足利、山内上杉を討てば単独でも北条と戦えるだろうが、その前に北条援軍で里見を滅ぼしたほうが良いかも。この時代、三国同盟は無いが放置してても勝手に三国同盟みたいな状態になるので単独で北条を滅ぼせるまでは力を溜めるで良いだろう。

2年で太田資正が元服し戦列に加わるのでエース待遇で迎えよう。

当主・朝興は史実寿命だと1537年に死去予定だが河越夜戦で討ち死にした息子・朝定がいるので一応大丈夫(1540年に元服)。なお事故死扱いなのか、実際にはもうちょい生きる模様。

  • 最終更新:2024-03-20 22:44:21

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