シナリオ:天王山


1582年6月 天王山

天王山PK.jpg

シナリオ概説

PS3版の初期特典。もしくはDLC(300円)。
本能寺の変直後を描く。
明智家でのプレイが可能な唯一の史実シナリオ。
  • 他、清須会議との違いとしては滝川・川尻・森・木曾が独立しており、丹羽は岐阜織田(信孝)に含まれていること等。
    • 岸和田・後瀬山という高性能な2本城を有している信孝は一見用いることは難しくても案外亀山本拠で岸和田が直轄に入り、大名親政で全直轄可。それでも鈴木の脅威から和泉を守防衛し切るのは中々に難度が高い。
  • 関係各所全てから断絶されている光秀、というのは戦国伝ありの話限定で、戦国伝無しのプレイだと敵視止まり。
    • それ故に雰囲気は無いが楽ではある。
  • 明智以外の旧織田の面々はこれ以降も相互同盟を続け、柴田派閥や両織田が潰えた後は非常に安定した関係性にある。
    • プレイヤーのみ同盟勢力の各個撃破という手段が用いれてしまうため、明確な敵がいない以上非常にやりごたえがない。


開始直後に発生するイベント

  • 羽柴家:ムービー「滅せぬもの」、イベントNo38「毛利家との和睦」、戦国伝(大)「山崎の戦い」(※大名録としては織田家に含まれる)
  • 伊達家:イベントNo169「舞い降りた独眼竜」、戦国伝(大)「舞い降りた独眼竜」
  • 真田家:イベントNo185「表裏比興の者」
  • 島津家:イベントNo205「有馬からの使者」、戦国伝(大)「沖田畷の戦い」
  • 明智家(PK):ムービー「滅せぬもの」、戦国伝(大)「山崎の戦い」

プレイ勢力別解説

明智家

国力の数字だけ見ると羽柴と互角のようだが、内実はかなり深刻。
外交状況が悪くて周りが敵だらけなのに加えて、家臣の質・人数とも羽柴には大きく劣っているためまともに戦っては力負け必至だ。
PKではアップデートによって戦国伝(大)「山崎の戦い」が発生するようになったので外交的にはかなり挽回できるが、いかにして優秀な家臣を集めていくかがポイントとなるだろう。

外交では、羽柴・柴田・織田信孝に関しては外交不能(交渉の余地は無い)で約5年?解除されない。
なのでこの3家とは常時戦う危険性が高いと考えなくてはいけない。何故か交渉の余地がある信雄家は貴重な存在。
超級の場合、信雄家に全く外交をせずに山崎の合戦まで進むと翌月に信雄の大軍に襲われるので、当初から保有している家宝を送って外交開始しておかないと序盤で詰む可能性あり。必ず家宝を贈っておこう。

まずは戦国伝で筒井と細川の信用を40取らないとイベント会戦で援軍に来てくれないので両家ともに達成したいのだが、期間が3カ月しか無く、この間に信用40を取れる武将は初期の家臣の中には光秀1人しかいない。
幸いなことに二条御所に(明智と同一人物説もある)南光坊天海が浪人しているので登用(他の浪人も拾えるだけ拾おう。特に磯野員昌は役立つ)し、光秀と天海の2人で工作スタート。伝馬制も実施しておこう。
しかしこれでも天海が担当する方はギリギリで40に届かないので3カ月目は光秀と天海の担当を入れ替えれば両家とも信用40取れるはず。
イベント会戦についてはイベント会戦のページを参照。
イベント会戦に勝利すると筒井・細川が従属の申し入れ、長宗我部・鈴木が60カ月同盟の申し入れをしてくる他、徳川・毛利・上杉・宇喜多の外交姿勢が良くなるのでひとまず周囲全て敵という状況からは脱せられる。徳川・毛利とは同盟しておくのが良いだろう。特に徳川と同盟しないと織田信雄・織田信孝と戦うときに援軍に来られて邪魔である。

その後はいかに有能な家臣を増やしていくかだ。簡単に滅ぼせそうなのは池田・蒲生だがそのまま攻めると池田には羽柴が、蒲生には織田信雄が援軍に来てしまう。織田信雄とは断絶状態ではないのでなんとか援軍停戦でもしてその間に蒲生を滅ぼして有能な蒲生氏郷を配下にしよう。ちなみに、山崎の合戦のイベント会戦に勝利したときに筒井・細川が従属を申し入れてくるのを拒否すると筒井・細川とは6カ月同盟になるのであえて従属を拒否し、同盟が切れ次第滅ぼして島左近・細川忠興・細川幽斎といった家臣を増やすというやり方もある。なお、その際には細川忠興とガラシャの婚姻が解除されないように忠興の登用の仕方に気を遣いたい(一旦解放してから登用)。

次のターゲットは織田信雄・織田信孝だが、信雄は信孝・羽柴らとの同盟関係が1年程度で切れるので対羽柴・対柴田戦線に引きずり込む事が可能。信孝は飛び地が多く単独では大した敵ではない。羽柴と柴田は数年間は断絶状態が続くため、外交可能な信雄は極力仲間にしておいたほうがラク。

前述のとおり、羽柴・柴田・信孝とは山崎の合戦後も外交が断絶のままなのだが、常時3家と戦うのは流石に厳しいため、毛利に羽柴の背後を突かせ、信雄に柴田領に攻め込ませる状況が作り出せれば相手を限定出来る。改めて外交の重要さを感じさせるシナリオである。

PK版で会戦を乱用するのであれば光秀の狙撃と神速を使えば
山崎の戦いで敗れようが関係なく周辺国を難なく切り取れる上に最初から羽柴を滅ぼすことも十分可能ではあるのだが…作業になりがちなのでどうしても勝てない場合以外は自重した方がいいかもしれない。

なお、光秀の寿命は1582年戦死扱いで実プレイでは1597年頃まで生きるようなので存命中の惣無事令クリアは十分達成可能だろう。万一間に合わない場合の後継候補はガラシャを妻とする細川忠興か。

伊達家

状況としては夢幻が如く・清須会議とほぼ変わりないが3つの中で唯一明智家が存在するシナリオ。明智はまず間違いなく羽柴に食われるがその手間の分だけ羽柴の拡大が若干遅くなるため、このシナリオの方が若干余裕があるかもしれない。
戦国伝を全てこなそうとすると「○○城を~年守る」といったものがあったり、最後の戦国伝開始まで蘆名を滅ぼさずに残す必要があるためスピードアップは難しいが、できるだけ早くこなし、とにかく北条を倒すところまでどれだけ早くやれるかがポイントだろう。

清洲織田家

信雄の癖に3カ国持ち!兵数、国力共に充分で選択肢は多い。
人材は中堅クラスなので鈴木か筒井攻め。
その後は岐阜織田家を潰していく。明智も潰れそうなら出兵。
兵糧が不安なら収入全てを兵糧に回そう。
その後は蒲生を虐めるなり徳川を従わせるなり。
羽柴は人材を充分確保した上で決戦を

オススメ主義は創造。
茶室や教会をいっぱい建てて楽市楽座狙いで
そうすれば資金面で羽柴よりも金持ちになれて国人衆に札束攻勢を掛けられる。

今作の織田信雄家は本当に強い。三介殿の天下取りを見せつけてやろう。

滝川家

本能寺の変後、主のいない空白地帯を狙った徳川・北条勢により喰われたのは他の武田旧領を任された織田重臣達も同じ。在地の真田含め周囲の弱小である旧織田勢力とは長期同盟でガチガチに固められている為直ぐに攻められる手近な敵がいない。
北条・徳川・上杉の三大勢力に蹂躙される運命の弱小達であるが一益が狙撃持ちである事と、長島領有により多少なりとも中央情勢に干渉できる点が他の旧臣勢力にはない強みである。商業港による毎月の収入も地味においしい。

真田よろしく弱小蔓延る北関東を襲撃したいので初手で北条に家宝を贈り援軍を呼べるまで工作。援軍先は徳川にすると川尻・森の延命措置が図れ拡大を防げる。結城を下した後、様子を見て宇都宮家・佐竹と手切れ吸収しに行こう。その後は旧臣達とは順次手切れていい。
豊臣との同盟補正で上杉の外交姿勢が信頼になっている、事前に援軍停戦できるまで工作しておきたい。

開始時の勢力主義は中道だが本人は創造主義であり、教会2つか大聖堂1つで勢力の主義が創造に届く。当分は目安箱や差出検地を行いたいので兵舎建設は我慢し、国力と相談しつつ創造に切り替えていこう。

河尻家

本城の高遠を有するが、おまけの2支城が未発達である為総兵数では支城だけの森家より劣る。史実では家康が策謀によって武田旧臣を蜂起させ殺し、旧領の甲斐を獲る名分を得たとも伝わるがゲームではお構いなしで直接武力制圧してくる。徳川と最近である故いの一番に狙われ、商人が家宝を売らないとほぼ詰みになる。
あえてこの勢力でプレイする利点を探すなら真田との同盟が滝川より一年短く、人材と本城を横取りされずに独占し国力ブーストが期待できる点だろうか。手切れる場合でも増援を防ぐ為、上杉への事前の手回しは忘れずにしておこう。

秀隆の戦法は撹乱で、会戦でも終始頼れる主力となるのはいいのだが成長タイプが副将型。主将よりも副官に任じた方が彼の力が最大限発揮されるのだが大名を務める以上彼の副将特性が全く生きないのは弱みか。嫌いでなければ隠居してしまえば副将にできる。

池田家

羽柴と同調し明智を喰い潰したいが何故か羽柴が動かず筒井に攻められる。シナリオ前期では本城並の兵力と開発値を有する有岡城だがこの時期は既に弱体化済、いち支城並の性能しかない。
城2つの支城勢力ながら畿内にいるだけあって兵力は充実している、息子の輝政と共に迎え撃てば逆に筒井の本城と島左近を頂くのもそう難しい事ではない。
弱小同士で噛みあっている内に羽柴が丹波方面の明智領を一人占めしてしまう恐れがある、幸い工作する有余はあるので援軍を呼びいきなり首都の二条御所を奪う手もあり。
鈴木は岸和田城の岐阜織田がクッションとなり直ぐには攻められない。筒井を処理した後は邪魔が入らない内に明智ハイエナで国力を上げつつ後の対羽柴も想定し有能を確保していきたい。明智討伐後弱小から順次同盟を手切れていけば支城勢力ながらクリアも楽。
やはり中央の旧織田勢力でのプレイは周囲と同盟で固められていて常に敵を絞れてしまうのが強い、地方の大大名に囲まれる本城持ちの川尻、滝川プレイよりも攻略は格段に楽。
嫡子の主義は創造。拡大したら家督を譲ってもいいが、恒興自身も創造寄りの中道で大聖堂3つ分で創造性が届くので代替わりするメリットは余りない。

森家

このシナリオのみプレイ可能な鬼武蔵大名家。まず序盤に徳川のターゲットになったら終わりなので家宝を贈ろう。
家宝無ければ運頼み。河尻や木曽に行ってくれることを祈るしかない。

それさえ切り抜ければ後は支城勢力の中でも楽だろう。
PKならば在野に二木(離間持ち)と犬甘(神速持ち)がいるので会戦でも楽ができる。
序盤のターゲットは同盟関係の都合上、姉小路一択だが、あまり旨味が無いので木曽家と同様に、同盟関係の優位さがあるので初っ端から明智討伐に乗り出したほうが良い。
柴田と信雄家はほぼ常時「信頼」なので何度も援軍を頼める。まずは信雄家の援軍を大垣に呼びつけよう。全力で明智勢が寄ってくるので大会戦で撃破して大垣城を確保。その後も援軍を呼びつけて佐和山、清水山、長浜を落としていこう。

信孝家との同盟が切れるまでに長浜周辺をしっかり抑えてすぐに岐阜を落としてしまおう。その後は弱い順に同盟を切っても良い。放っておいても豊臣・柴田・信雄らが畿内で大乱闘を始めるので裏切るタイミングを見計らおう。信雄が秀吉と筒井城周辺でドンパチを始めたら即座に同盟を切り、尾張の城を全て分捕ろう。この段階でほぼゲームクリアへの道筋は固まるだろう。

跡取りに関しては長可本人は若くして戦死したのでおそらく長生きするだろうが、あっさり病気にかかることもあるかもしれない。それでも長生きの忠政がいるので心配は要らない。

ちなみに長可の顔グラフィックはいまいち鬼武蔵っぽくない平凡な顔立ちだったのだが、本作ではDLCで愛槍・人間武骨を担いだ新規グラフィックが用意されている。目つきが完全に殺し屋であり、ヤバイ逸話を複数持つ鬼武蔵くんらしい顔つきに仕上がっている。

ただ、せっかく鬼武蔵らしい新規グラフィックをもらったのに肝心の戦法は「怒号」である。あまりにショボい。どうみても「咆哮」か「穿ち抜け」の顔なのに…
武将編集で戦法を変えてあげると雰囲気が出るのでオススメ。

木曽家

支城1つ。しかも田舎にあるので人無し、兵無し、収入無し、家臣無し、同盟組んでる関係でまともな進出先も無し、政策も実行でない。
戦力的には姉小路にすら劣る始末。国人衆使ってようやく五分。どこかと手を切って攻める他に無い…

唯一の光明は周囲が同盟国ばかりなので明智討伐に向かえるという事。兵は900程度なので自力で城門破壊すら出来ないのでとにかく柴田・蒲生・信雄家あたりについていき、落とせるチャンスを伺おう。畿内は明智攻めで大混戦になるのでわざと混ざって大会戦を誘発する事も可能。友軍の戦力に城門に突撃して死んでもらい防御度をゼロにしてから当家がもらう。

最初の狙い目は佐和山。ここを拠点にすれば柴田などの援軍を清水山・長浜・安土に呼び込める。見事本城勢力にのし上がったら可能な限り明智にとどめを刺したい。鈴木家が残っている事が多いのでこれも取る。清水山城は本城並みの出力が出るので絶対に確保したい。

鈴木、明智の武将を手に入れれば明智光秀・下間頼廉の2枚狙撃看板で畿内を荒らせる。

あとは同盟手切れで池田・細川・蒲生・信孝家を併呑すれば秀吉・信雄家あたりと対抗出来る。

信雄家と秀吉の争いが始まったらどちらかに加担してもう一方に大打撃を与えよう。だいたい信雄が負けるが瞬間的に秀吉に勝てる状況だったら容赦なく秀吉の背後を突こう。

一見、無理ゲーっぽい状況だが多数の同盟に守られているので最初の関門、佐和山攻めと付近の城をいくつ落とせるかがカギ。かなりのリセットリロードを覚悟しよう。

岐阜織田家

支配地域がかなりの飛び地になっており、まず最初に岐阜を本拠地にして信孝をそのまま岸和田に残そう。これで全域を直轄地化出来る。周囲はほぼ同盟関係にあり、みんなで明智をボコろう!という状況。なので周囲の援軍を使い倒して当家だけが城をしっかり回収していこう。たまに援軍が来すぎて関係ない城まで取られたりするので要注意。

柴田、徳川、旧織田家臣は60ケ月と長い相互同盟があるが他は24ケ月、そして一番問題の清州織田家と羽柴家は12ケ月である。この2家は明智を滅ぼすまでは敵に回したくないので茶器を渡してなんとかしよう。清州織田家は相互同盟で信頼関係になりやすいので関係維持は容易。史実での仲は険悪だったがそんな事は気にしない。

上手に明智の本城を次々と抑えていった後は格下から順番に同盟を切って滅ぼし、清州織田、柴田、羽柴を各個撃破すれば良し。外交さえ上手にこなせればそう難しくはない。

  • 最終更新:2024-02-24 09:11:25

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