シナリオ:清須会議


  

1582年7月 清須会議

  
清須会議PK.jpg
  
   

シナリオ概説

山崎の戦い、清須会議を経て織田領が分割された状態から始まるシナリオ。
旧織田系勢力は同盟関係から(おおよそ36または60ヶ月)スタートするため、下手に攻め込むと援軍にボッコボコにされる。要注意。
  • 映画「清須会議」とのタイアップという名目のシナリオ。ただし映画との絡みはほぼ皆無。
  • タイトルが「清洲」ではなく「清須」なのは、映画に合わせているため。このシナリオのみ、城名や勢力名も「清須」になっている。
  

開始直後に発生するイベント

  • 羽柴家:イベントNo39「清州会議」、戦国伝(大)「賤ヶ岳の戦い」(※大名録としては織田家に含まれる)
  • 伊達家:イベントNo169「舞い降りた独眼竜」、戦国伝(大)「舞い降りた独眼竜」
  • 真田家:イベントNo187「沼田城明け渡し要求」、戦国伝(大)「第一次上田合戦」
  • 島津家:イベントNo205「有馬からの使者」、戦国伝(大)「沖田畷の戦い」
  

プレイ勢力別解説

柴田家

家臣は鬼玄蕃こと佐久間盛政に府中三人衆の佐々、不破、前田と武断派は揃うが無能者も多く使い所に困る、総じて中堅武将が少ない印象。
また国力に対して政治官不足。本城5もある癖に政治80超えはお市の方のみ、姫武将「なし」にすると政治70が2人、政治60以上に限定してやっと8人で国の開発が進まない。

羽柴には正面から当たるよりも工作し同盟勢力の丹羽・細川・蒲生・筒井・池田らを虫食い的に切り崩しにかかると楽に人と城を増やせる、筒井は距離的に遠いが内政官が多く当家の需要と合致している、清州織田より先に取りたい。
先に丹羽・細川へ行くしてもどの道直轄領の確保が困難で越中・能登方面は軍団に任せる事になるだろう。

もちろん固有戦法の瓶割りであれば外交縛りでもごり押しで駆逐できる。
勝家の副官には前田利長か利久を入れ更に神速持ちを付けよう、会戦では権六無双をかませば敵なし。

織田大名録を全達成していると政治90台の浅井初、江が北庄城で浪人しており初期から内政要員を確保できる、できれば先に羽柴の戦国伝を達成しておく事を勧める。実母の元へと集まったのか…
更にプレイ記録に関係なく磯野が浪人している、本城級の主将となるのでこちらの登用も忘れずに。

尚、勝家は1583年討死だが1592年頃まで生きる。
世継ぎの柴田勝豊は開始翌年には鬼籍に入るが、姉の子なはずの佐久間盛政は一門衆扱いを受けていない。
盛政の弟で、養子にしたはずの勝政も佐久間氏のままだと思ったら家臣扱いである。
勝家はそこそこ高齢なので実の娘が登場する可能性は低い。
早めに遠交近攻策を敷いて弱小から養女を巻き上げて、婿を迎えておこう。

岐阜織田家

天王山シナリオから丹羽が若狭一国で独立、秀吉に和泉を取られ、飛び地だった本城2つを失っているが、周囲から孤立する位置にあり美濃の支城で地盤を固めているこちらのほうが兵を動かしやすい。
一流はいないが稲葉、森、可児才蔵ら中堅所がいるので全く戦えないという訳でもない。

羽柴とは敵対しているが徳川とは同盟で守られているので後顧の憂いはなし。
柴田と共に猿を叩きにいくのもいいが援軍を用いても堅い安土城はまず抜けないだろう。佐和山だけ奪取しても旨味は少ないし最悪羽柴の標的にされかねない。
家宝で機嫌を取り停戦・同盟して羽柴派閥にお邪魔し同盟勢力を順次切り取り内側から崩しにかかるのが楽だろう。
ハイエナ定番である筒井は信雄に、鈴木は羽柴に取られる確率が高い。
十等級の稲葉瓢箪だけでは援軍要請できる信用40に届かない、追加で安物か一発高価な物を贈ろう。鈴木は武将と傭兵の国人衆が非常においしいが何故か羽柴の援軍が届かない、独力で落とす他ないが頼廉を確保した時点で勝ち確になる、是非にも欲しい。
人も城もしょぼい姉小路であるが本城の松倉では金山が見つかるかもしれない、どうせ徳川の餌となるので暇なうちに確保しておくのも悪くないがこれにかまけて鈴木を取り逃す事のないように。

信雄との同盟は一年程で切れる。
伊勢方面を抑える信雄には拠点・兵数で負けているが領土が分断されていて尾張攻略の兵を差し向けても本城の援軍は来ない。
挟撃を使いこなして清州城から信雄を叩き出し肥沃な濃尾平野を独占すれば国力は十分。そのままの勢いに任せて伊勢を侵略し人と本城を頂こう。あとはどうにでもなる筈である。
勝家という後ろ盾を失い、1583年に自刃を強制された信孝だがイベ死しなければ怨敵・猿よりも余裕で長生きする。
開始時から織田の看板を譲れる者は皆無だが信孝自身うら若い25の好青年であり信雄傍側に信清・信包・有楽ら多数の一族が佇んている。織田の血脈が途絶える心配は無用だろう。

伊達家

状況は夢幻が如くと変わりない。
柴田が羽柴軍門に下るのも時間の問題で、何より甲・南信を得た徳川が婚姻同盟相手の北条へ厭らしいまでに援護射撃に出張って来、信濃統一もとい真田取込みに王手をかけているのも差別化ポイントの一つ。

夢幻が如くの攻略と同様に戦国伝を進めつつ、北条に先んじて北関東にいち早く勢力拡大できるかが鍵で、関東を完全に北条に掌握されると以後の対北条戦はかなり苦しくなる。
外交で徳川らと手を結んで挟撃できる体制を作るのはもとより、場合によっては停戦明けの奇襲も効果的ではある。

また創造性を上げて兵農分離をいち早く行えるように教会や茶室も余裕があれば建設していきたい。ただ、東北は創造の武将が少ないのが難点。

長宗我部家

S4夢幻の如くから半年、捲土重来した十河存保に阿讃本城と引田を奪還され勢力が減衰。
しかも十河は羽柴秀吉ほか羽柴系大名と同盟中で、叩こうものなら周囲からフルボッコにされる。
こちらは紀伊鈴木家と60ヵ月同盟だが、正直アテにはならない。というか半年持たない。

外交関係は芳しくないが、幸い毛利家が関心を持っているので同盟を結び、羽柴家とも盟を結びたい。
気の早い元親が阿波白地に居るのは当然岡豊に呼び戻す。

後は西園寺・河野を潰し、秀吉の後ろ盾に沈黙された十河、返す刃で宇喜多を獲る。
盟約切れまで筒井・細川も攫って人材を確保しつつ遠交近攻策で来るべき対羽柴連合の礎を築いておこう。

超級になると、開始3ヶ月で羽柴家の大軍が攻め寄せて来るので開幕で家宝売って無かったらリセットしたほうがよい。四国は山道だらけなので岡豊城の近くで待機すれば何とかならなくも無いが、初速が出ない。すぐに家宝送って外交やらないと間に合わない模様。また、羽柴と12ヶ月停戦中の毛利の動きも素早く、開始4ケ月目には宇喜多を滅ぼす勢いで進軍が始まってしまう。
なので元親に岡豊城の兵を率いさせる→毛利に援軍依頼(備中高松城)→毛利の兵を使い倒して共同して落とす→毛利が近隣の宇喜多諸城を狙うので事前に天霧城等の兵を用意してハイエナ強奪 とすると序盤の足場を固める事が出来る。毛利に1つも宇喜多の城を取られないのが理想だが津山城あたりは厳しいか。


秀吉は柴田・清須織田・岐阜織田などを平らげたあとは毛利に目を向けることが多い。
両者の対戦を確認したら連合結成、家康や毛利と共に秀吉を叩きのめすべし。当然、二条と石山御坊は確保。
もう四国の人材は出尽くしたので、親泰や元親亡きあとも見据えて信親・盛親をしっかり鍛えておこう。

超級の場合、毛利と羽柴は停戦が切れるや否や戦争に突入する事がある。この時点で宇喜多・十河・河野らを併呑して兵力に問題無ければ毛利と手切れして攻め込むのも良し。

丹羽家

織田家中で鬼柴田と双璧を成した鬼五郎左・丹羽長秀が遂に独立、若狭一国の主に。
旧主血肉の岐阜・清州織田とは5年間、羽柴派閥とは3年同盟を締結しており必然的に二人の息子は1年6ヶ月同盟のCOM羽柴に喰われる設計仕様。

清須会議の因果か柴田はこちらを敵視、手を打たなければ数ヵ月で攻撃が来る。
丹羽家はと言えば武将は僅か7人、撹乱と足止めは居るが質は戸田が辛うじて合格な他は戦に不向き。
所領は本城1支城1と、会戦に持ちこんでも到底甕割りに抗える状態ではない。
ここは羽柴と誼を通じ、有事には援軍を呼べる状況に持ち込もう。
何なら長浜奪取のために秀吉に攻撃援軍を要請しても良い。ただし、一度対峙した両家の火は恐らく柴田滅亡まで消えない可能性が高く、羽柴家の飛躍をアシストし兼ねないことには留意すべきだ。
また、PK高難易度であれば秀吉は間違いなく他大名家から連合を組まれる。領地の関係上、羽柴との絶縁は難しいだろう。
そうなる前に順次、細川や筒井らと同盟を切って所領に加えていきたい。

格下の猿に付かざるを得なくなり、旧主に対する忠節も無下になった米五郎左には秀吉へ割腹した自身の内臓を投げつけたという凄まじい逸話も伝わるが、1586年過ぎには健康的(?)な病死扱いで召され、五大将の中では2番手落ちする。
嫡子・長重の登場には間に合うだろうが、それまでに御家の要たる武将を迎えておきたい。

上杉家

本能寺の変により滅亡の危機を無事(?)回避した景勝公。S4「夢幻の如く」と家中領土に関しては大差なく、魚津十三将で死兵持ちだった吉江宗信と竹俣慶綱が逝ったが甘粕、色部長実の穿ち抜けがまだ在籍している。

但し、覇王信長が居なくなっても当座の危機は去らないのが上杉家。
まず盟友だった武田家が徳川家に取って替わられ、その徳川が北条と同盟して双方とも敵視という頭の痛い展開。
高難易度で外交感情を放置すれば、ほぼ間違いなく信濃で衝突する。そして詰む。
羽柴と12ヵ月同盟だが、初期は徳川と隣接していないので期待薄だ。

柴田は放置していても丹羽に行くので問題ない。まずは徳川と同盟し、他に取られる前に真田を獲る。
北条をどうにかしたい処だが、家康と盟友で共同戦線に引っ張り込めないので蘆名-北関東コースになるだろう。
蘆名・相馬~北関東小大名まで併呑して家康と同盟ならば北条との決戦は可能なので、伊達・最上あたりは軽くいなしてスルーで可。
というか、あまり東北に時間を取られると北条が佐竹や里見を完全に滅ぼして手が付けられなくなる。

近畿戦線にも気を配ろう。柴田が越前を獲られるようなら越中-能登奪還の好機だ。

北条の関東制圧前に対峙出来れば上出来。5年も経てば家康を北条戦線に巻き込めるだろう。
ただし徳川と共同戦線を張ると小田原城と伊豆は獲られる目算が高い。計画的な行動が求められるだろう。可能ならば徳川の援軍とともに大会戦を誘発出来ると一気に盤面を変えられるので狙ってみるのもアリ。

なお、CPU家康が羽柴に勝つことはめったにない。両者開戦して濃尾が膠着しているようなら同盟を切って羽柴と結び、家康と家臣団を頂戴しよう。羽柴は手強いだろうが、本多忠勝が居てくれれば大会戦で無理やりこじ開けられる。

北条家

関東の雄・北条家も四代を数えて氏政の時代。
肥沃な関東平野の西半分を占領し、優秀な一門衆が脇を固めて盤石である。

しかし、今までとは異なり西を窺えば旧武田・今川領を奪った徳川家が総兵力・人材とも自家を上回る存在に成長。
幸い60ヵ月もの同盟を結んでいるので、それが終える頃までには関東の東半分をも併呑出来るだろう。

但し、優秀で長命だった家臣達にも斜陽の翳りはある。まずは87年頃に地黄八幡・北条綱成が、次いで幻庵・嫡子の氏直が91~92年頃、そして97年頃には氏邦も天寿を全うする。
一門衆の多さに定評のある北条家もさすがに打ち止めで、新たな若い息吹を早急に取り込む必要がある。
言うまでもなく第一目標は北信濃の真田家だ。もたもたしていると徳川家か上杉家に容赦なく滅ぼされる。
開始直後に電光石火で圧し潰しても良い位だ。昌幸父子は何がなんでも抑えておこう。

尚、家康は結構な確率で安房館山城に兵を向けることがある。
猫の額の様な安房だが、実はかなりの優良基盤なので絶対に渡さないように。
家康と手切れが出来るのはかなり先の話になる。

関東平野がひと段落する頃には伊達が強大化しているだろうが、討伐しようとすると割合てこずる。
西の展開次第では遠交近攻策で豊臣と結んで徳川を討ち、次いで毛利と結んで秀吉と対峙しよう。
家康との盟約を維持しつつ北陸を目指し豊臣と対峙…という手もなくはないが、CPUの家康は本多忠勝が居ても濃尾平野を突破出来ない。家臣に収まってもらったほうが楽だろう。

稀に毛利が秀吉に滅ぼされるパターンがあるが、こうなると壮絶な消耗戦が待ち構えている。
徳川の滅亡権(=本多忠勝所蔵権)は何がなんでも豊臣家に渡さないように。

北条氏政と氏照は怨敵・豊臣秀吉の病死イベント後も病ひとつ罹らず1600年過ぎまで生きる。
惣無事令ならば一代で充分間に合うだろう。

毛利家

秀吉の口八丁手八丁に騙され、忠臣・清水宗治と備中高松を失った中国の覇者。
羽柴と24ヵ月の停戦関係にあり、伊予河野家や紀伊雑賀衆とも意味ない同盟関係にある。
これ以降の年代では吉川・小早川が独立するため、毛利両川が一家に揃うのは当シナリオが最後となる。

東西に広い領土に中国山地が跨り、初期から直轄外領が発生しているのは終盤でも相変わらず、家臣達の顔触れは代り映えもせず、領地が広いわりに層は更に薄くなっている。
恵瓊と公方様が真っ赤っ赤忠誠で油断しているとすぐ逃亡してしまい、さらには武の重鎮・吉川元春の余命は1586年頃に尽きる。

まずは怨敵・宇喜多家を全総力を以て潰し旧領回復しよう。
続けて村上水軍から武闘派海賊をスカウト、再配置後は十河西園寺を討ち国力補強かつ四国橋頭保とし、長宗我部を屈服させたらいよいよ羽柴家との対峙。
長宗我部攻略前後で河野家は喰らってしまう。近隣に部隊配置で各個撃破すれば対長宗我部にも使えるだろう。
初手から羽柴領を通過し鈴木獲り、という道が無い訳でもない。


羽柴家も東西に領地が広く、畿内は未だ不安定なので付け入る隙はある。
少し創造性を上げて政策「旧領安堵」を敷き、一人でも多くの羽柴家臣を取り込みつつ畿内を目指そう。
悠長に構えていると羽柴は手の付けようがなくなる。遠交近攻策を用いて連合を組むと良いが、連合が強すぎると案外羽柴家は脆くも崩れ去る。草刈り場になる前に二条御所と石山御坊、河内和泉あたりは確実に抑えておこう。

後顧の憂いは九州だが、時間は掛かるが大抵は島津が王手を掛ける。
外交でいなしておかないと間違いなく長門あたりが火の海になるので、畿内が一段落したら中国西部あたりは軍団に任せて豊前・筑前あたりに橋頭保を築いておこう。

羽柴さえ倒してしまえば、後は横綱相撲。惣無事令を敷いて勝ち逃げできる。
  

島津家

三州に加え南肥後を得、ますます雄飛の島津四兄弟。
序盤の悩みの種だった労力不足と支城の散らかり様は近隣敵の駆逐により解消された。
後は北上して北肥後を獲り、龍造寺・大友と斬り従えれば九州統一は容易い。
蜻蛉切と並ぶぶっ壊れスキルの鎮西一、そして雷神を得られるので一層早い展開が望めるだろう。

しかし、中央では秀吉が幅を利かせている。
最初の三年ほどは羽柴系大名は同盟しているため波風も起きないが、盟約が切れる頃になると秀吉が数の暴力で畿内を制圧していくので難易度次第ではあまりのんびりもしていられない。
秀吉の膨張より先んじて戦略を進めなければ、待っているのは雪隠詰めである。
創造性を高めて兵農分離を敷き、怒涛の勢いで東進すべし。

尚、島津家久(四弟)は暗殺説が採られたのか1600年過ぎまで生きる。歳久も自刃時には病魔に蝕まれていたというが同様に長く生きるので、四兄弟揃っての全国制覇も夢ではない。

細川家

武将5人で城2つの弱小勢力だが幽斎・忠興のみで事足りており妻や他の連中も個性が光る。
序盤は安泰なので「どの勢力から同盟を切るか」というのが最初の問題。豊臣系同盟のくせに外交姿勢が信頼の柴田からは数か月で援軍を呼べるので
まず初手は隣接の丹羽家が所有する後瀬山、清水山を落とす。返す刀で次は蒲生家。
このあたりまで制圧を進めると羽柴・信雄間の同盟が切れて戦闘が始まる。信雄の同盟を切り、攻め込む羽柴の軍勢に紛れて信雄領を頂こう。羽柴の勢いがすさまじいので虫食い領地になりがちだが、美濃・尾張を確実に抑えられれば良い。その間に信孝家は信雄家に攻め込まれボロボロにされているのでこちらもトドメを刺してやろう。

なお、徳川家とは同盟関係が無いので信雄・信孝を攻める時点で援軍停戦出来るように準備しておくこと。
先述の柴田は外交でいなして同盟にしておくだけで良し。勝手に羽柴と潰し合いをして大して進軍出来ないので美濃尾張を抑えたのちに同盟を切って攻め込もう。

あとは羽柴家の大きさ次第だが、毛利と組んで挟撃しても良い。徳川は北条と同盟なので放置しても良いかも。

鈴木家

百戦錬磨の鉄砲屋を率いる雑賀衆だが、遂に長年の盟主だった本願寺が滅亡してしまった。
その鈴木家も史実シナリオで独立大名なのはDLCを除けば当シナリオで最後。

長宗我部・毛利と同盟を結んでいるが、既に天下掌中に半ばの羽柴家とその系列大名から敵視されているのが厳しい。
何もしなければ羽柴家が怒涛の如く押し寄せてきて、数の暴力で蹂躙される。
領内には嘗ての法主顕如様をはじめとする本願寺残党が浪人しているが、全員雇うと家宝を買う金が無くなる。
顕如と頼廉だけは抑えて、まずは羽柴家との関係修復に努めよう。

何とか同盟を結ぶことが出来れば、あとはお決まりの筒井-細川-丹羽と畿内勢力を平定して地盤固め。
秀吉が大きくなり過ぎる前に徳川と誼を通じ、連合を組んで事に当たりたい。
若いように見える法主様も1590年頃、それより前に佐太夫は亡くなる可能性が高い。
紀州征伐後行方不明の重秀は1600年過ぎても健在、嫡子重朝も居るので世継ぎは心配ないだろう。

また、余談になるが何故かS4夢幻の如くから鉄砲数が半減している。

十河家

史実では織田信長の後ろ盾を失い四国撤退直前の状況から始まるせいか、いきなり長宗我部を攻めても地力の差で1つも城を奪えなかったり、羽柴に美味しいところを全て持っていかれたりする可能性が高い。

しかし武将も領地もないないづくしだが、そんな小大名の救済措置と言わんばかりに、おとなりに優秀な武将の詰まった雑賀城があるのでまずはそこから攻めよう。
羽柴は高確率で9月の中頃あたりに雑賀城にも派兵するので、十河存保を8月に岸和田城まで出陣させ、9月にタイミングを見計らって動かせば城の前で羽柴との挟撃が可能だ。
ここで雑賀城勢を味方に加える事ができれば後の四国統一がぐっと楽になる。諦めずに戦い、長宗我部に目にものを見せてやろう。

なお蛇足となるが、十河存保が阿波を捨てたのは1582年8月の中富川以降、讃岐から追い出されたのは1584年。
つまり、S4の時点で居なくなっているのがおかしいのであって復活でも何でもなかったりする。

城井家

大友に反旗を翻し……は良いのだが、城1つに武将2人という酷な状況からスタートする。
同盟相手の島津はまだ遠い。迫りくる毛利、そして寿命。
※2人とも1588年に暗殺されたので、以降いつ死んでもおかしくない。長房は70台なので要注意だが、事故死扱いの鎮房はもうちょい生きる。

開幕の同盟関係を維持して、九州に留まりながら戦線を維持するのは不可能に近いので、開幕初手で島津との同盟を破棄し、大友に従属or土下座外交をしつつ、当家だけで勝てる秋月家を狙う。こちらは腐っても本城兵力なので、近場の国衆を確保すれば余裕。
次は龍造寺の本城(柳川or村中)を狙う。龍造寺は島津・有馬と交戦を始めて兵力が激減するタイミングが必ずあるのでそこを狙おう。本城が2つになれば大友からは晴れて円満独立なので同盟・援軍停戦でしばらくは仲良く。大友はだいたい毛利と激突するので都度援軍要請に答えつつ信頼状態を活用して同盟関係を維持しよう。

その後は手早く龍造寺を片付けたいが、島津も攻めあがって来るのでかなり難しい舵取りを迫られる。阿蘇家(隈本城)を島津に取られるとかなり厳しいので龍造寺より先にまず隈本を取るほうが良いかも。人材が足りないので阿蘇家は当家で滅亡させるのが重要。

開幕でどうしても島津との同盟を破棄して大友につかなければならないので、その後島津とは断交状態が続くが臣従は可能なので最悪再度臣従も可。ただし大友らを破って円満独立出来る状況を確保してからにしよう。

城井谷城は金山が沸く。出るまでリセットする程ではないがあると序盤でかなり大きい。

なお、この時期の九州は甲斐宗運、立花道雪ら優秀な人材が軒並み寿命で散っていく。幸い、肥前の熊+四天王は戦死扱いなのである程度長生きするので軍の中核を担ってもらおう。

もちろん、当家+大友援軍で乗り切れるならばそれに越したことは無いがここも状況次第での判断が必要。

大友と同盟を維持した状態で阿蘇、龍造寺、松浦を併呑出来れば島津とも渡り合えるだろう。大友援軍をぶつけて兵力が分散した所をねらおう。その次は大友を喰らい、天下を目指そう!この時代、すでに立花宗茂は元服済。鎮西一の前に敵は無い。

龍造寺家

沖田畷の戦いの2年前。大友宗麟が耳川の戦いに敗れて大友家が傾き始め、代わりに龍造寺家最盛期といった頃である。本城が2つで大友との戦力差はほぼ無し。雷神・道雪のお迎えも近い。

まずは近隣の有馬、秋月、松浦、城井らを平らげて大友との決戦に持ち込みたいが島津が阿蘇家まで飲み込んでしまうと後々が面倒なので状況に応じて判断が必要。島津に取られそうなら援軍を注ぎ込んで泥沼に引きずり込むべし。

家臣は龍造寺五天王と鍋島直茂らで軍事は万全。やや政治向きが少ないので周辺小大名を滅ぼして補充していこう。

当主・隆信は固有戦法「肥前の熊」を有しているが、柵破壊+乱戦・射撃25%という熊というにはショボすぎる内容なのでコレ一本で戦局を打開するとかは出来ない。こと会戦に関しては穿ち抜け持ちの円城寺・江上のほうが遥かに役に立つので本城兵力を預けて暴れさせよう。

隆信と四天王は討死扱いなので寿命の心配は不要。天下統一までは余裕で元気。

当然だが沖田畷の戦いイベントは発生しない。島津など軽くひねってやろう。

河野家

長曾我部の四国統一は頓挫し、阿波・讃岐は十河が領有しているため周囲の状況は夢幻のごとくよりも改善している。
とはいえ、史実寿命では5年程度の当主・通直の存命中に天下を取るのは至難の業。通直はまだ若年のため姫武将ありにすれば後継者が出てくる確率はあがるので、せめて姫武将はありで開始したい。

基本戦略はいつもの野島村上や西園寺を初手で滅ぼし人材回収を図りたい。その後だが、羽柴が長宗我部を狙うなら当家も長宗我部攻めに馳せ参じたいが、畿内は旧織田家臣同士の大喧嘩が勃発するので可能性はやや低いか。
羽柴の援軍が来なければ十河は早晩、長宗我部に滅ぼされる運命にあるので長宗我部に阿波をくれてやる代わりに当家が讃岐を狙うのもあり。
また、毛利が宇喜多を狙うならばそこにお邪魔するのも悪くない。やや飛び地気味になってしまうが宇喜多家臣と本州の領地を早期にもてるというのは初速が出やすいのでアリな判断。

四国と宇喜多領地を取りながら羽柴とは同盟関係を維持すべし。おそらく、四国+宇喜多領程度だと羽柴西半分相手でも分が悪い。安全策を取るなら羽柴援軍を利用して毛利を攻めとろう。
仮に羽柴が畿内を制覇したとしても中国+四国ならば十分勝てる。

…問題はこれを史実寿命で当主の目の黒いうちにクリア出来るかどうかだが…難易度にもよるが上級以上では厳しいの一言である。従属大名家から姫を巻き上げて後継者確保しよう。

阿蘇家

島津・大友・龍造寺に挟まれて厳しい状況………かと思いきや、島津、大友とは最初から長期同盟が結ばれておりかなりラクなスタート。開幕家宝を大友に送り、大友援軍で城井家を滅ぼして本城をもらっておく。

龍造寺が島津・大友から総攻撃を喰らうパターンが多いので2家とも同盟である事を利用して上手くハイエナ活動をしていきたい。龍造寺の本城2つは言うまでもなく、可能な限り城は当家で奪っていこう。超級の場合、島津も大友も全力で龍造寺を滅ぼしにかかるので常に他家の動きには注意をしながら攻めていこう。

問題は大友・島津どちらを先に滅ぼすかだが、これは兵力的にも・長期的戦略としても大友一択である。大友はすぐに毛利と激突するが島津の後背には敵が無いので兵力を損耗する事が無い。また、北九州と大友家の武将(主に立花夫婦)を手に入れると毛利どころか天下にまで一直線で行ける。ぶっちゃけ島津を滅ぼす時間を秀吉に与えるほうが後々に禍根を残す。
最速で大友を下した頃に羽柴家が宇喜多とともに毛利領への侵攻を始めている可能性が高いので急ぎ毛利攻めを開始して最低限比熊山あたりまでは確保したい。

畿内の争いが長引いてくれればよいが、だいたい秀吉の天下になるので早めに上洛を開始しよう。

武将は甲斐宗運のワンマンチームなので武将回収が急務。松浦は有馬と停戦した島津が流れで滅ぼしにかかるので注意。
北肥後の確定国衆・隈部親永はこの辺りでは貴重な撹乱持ちなので早めに取り込みたい。

当主と弟の惟種は間もなく寿命を迎えるが惟光くん(シナリオ開始時0才)を強制元服させて後を継がせられるので問題なし。

蠣崎家

最北の蝦夷地から始まるが津軽家が独立しているのでまだ序盤は易しい部類。主家筋の安東とは長期同盟だが特に同盟関係の無い南部とは最初に手を組みたい。津軽海峡があるためいきなり攻めては来ないので安心だがあまりゆっくりはしていられない。初期国衆は固定の箱館衆(水軍)以外はランダムなのでなるべく良い初期配置で進めたい。隠密や傭兵がいると非常にラク。

4ヶ月目あたりで安東家が浪岡御所を狙って動き出すのでしっかりハイエナ強奪する。その後は陸奥福島を獲る。そして南部援軍で石川城を落とす事は容易い。

東北勢共通案件だが、東北一帯は人口が少ない代わりに国衆の数が他地域より多いので不要になったらどんどん取り込んで本城兵力を増やしてから南下しよう。特に羽後国・檜山城は取り込める国衆の数が非常に多く、大聖堂1つで5000~6000の兵力を持てるようになる。距離が離れすぎるので会津遠征くらいまでは使える。

羽後国は湊城から下に空白地帯があり、南下する際の補給地点が無いので苦労するので資金に余裕が出来たらどこかに築城しておくと最上攻めの際に便利。

毎年兵糧の許す限り攻め続けよう。でないと中ボスの北条・徳川がとんでもない勢力になってしまう。そしてそれ以上にヤバいのが畿内の羽柴家。急がないとどんどん後がキツくなる。北条は佐竹を瞬殺し、徳川に至っては上杉を破って最上領あたりにまで顔を出す始末。
場合によっては北条をスルーして徳川を討ったり柴田を討ったりしたほうが上洛速度は出るがかなりの遠征を強いられるので兵糧管理はしっかりと。

創造性は中道寄りなので大聖堂を順次作っていくと北条と決戦前に兵農分離は可能だが資金的に厳しいかも…

当主・季広は高齢だが史実寿命が89歳(1595年)なので約13年。超急いで上洛を進めれば目の黒いうちに蠣崎幕府初代将軍になれるかも?TAがてらにオススメ。

当主、息子を筆頭に東北はわりと政治向き武将が多いので内政官には困らないが、武闘派がやや少ない。序盤のエースは津軽為信一択。その後は伊達・最上家臣が主力となるだろう。

  • 最終更新:2024-03-11 23:22:03

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